この度、メチレンブルーを配合する薬品におきまして、使用方法のお問い合わせを頂戴しております。
メチレンブルー製剤使用時における光の照射につきまして、下記の通りご連絡申し上げます。
何卒、今後とも弊社製品をご愛顧賜りますよう、お願いいたします。
−記−

メチレンブルーの作用原理は、光および酸素によって病原性細菌や白点虫に対して効果を示しますが、室内では蛍光灯や室内灯により光が供給されており、白点病ならびに尾ぐされ症状の治療には、このような環境下でも充分な薬効を示します。

弊社のメチレンブルー水溶液ならびにグリーンFリキッドなどのメチレンブルーを主原料とする動物用医薬品の<取扱い上の注意事項>には「・本剤は直射日光を避け、高温多湿を避けて保管すること」と記載させていただいております。
これは保管中に直射日光の強い光が当たることによって製品内のメチレンブルーが分解されることを避けるためです。

取扱説明書では投薬後の遮光や光の照射については記載しておりませんが、投薬後の水槽に直射日光のような強い光を当てることにより、メチレンブルーの分解が促進され、薬効期間が著しく短くなる可能性があります。
白点病の生活史を考慮すると、5〜7日間薬効が継続し、さらに症状の改善がみられない場合は再投薬により合計10〜14日間の薬効の継続が効果的と考えられます。
したがいまして、強い光の照射により薬効期間が著しく短くなることは白点病の治療には適さないと思われます。

メチレンブルー製剤をご使用の際は、直射日光や強い光を避けてご使用いただけますよう、お願いいたします。

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